引越しや買い替え、中古洗濯機の購入などで、「洗濯機の設置くらいなら自分でできるかな?」と考える方は多いと思います。
引越し後に洗濯機をつなぎたい
中古洗濯機を購入した
給水・排水ホースの接続が不安
ドラム式を設置したい
洗濯機の設置は、ご自身でできる場合もあります。ただし、設置環境や洗濯機の種類によって難しさが大きく変わる作業です。
この記事では、実際に洗濯機の設置作業を行っている洗濯機サポート便が、現場でよく見る失敗やご相談いただいた事例をもとに、自分で設置するときの注意点と、業者に頼んだ方がいいケースを図解で解説します。
1. 洗濯機は自分で設置できる?
洗濯機の設置は、機種や設置環境によってはご自身でも可能です。給水ホースと排水ホースをつなぎ、本体を設置場所に置くという流れ自体は、取扱説明書にも記載されています。
一方で、給排水の接続方法、本体の重さ、設置スペースの広さなどによって、難しさは大きく変わります。メーカーや機種によって接続方法が異なる場合もあるため、作業前には必ず取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。
自分で設置した場合によくある失敗
現場で特に多いと感じるのは、次の4つです。
- 給水ホースの接続不良接続が浅い、緩んでいるなど。
- 給水部分からの水漏れ蛇口とホースのつなぎ目から水がにじむケースです。
- 排水ホースの接続不良排水口への差し込みや固定が不十分なケースです。
- 排水ホースの取り回しミスホースが折れている、本体に踏まれているなど。
特に気をつけたいのは排水ホース排水ホースは本体の下や裏側を通ることが多く、設置後は見えにくくなります。接続や取り回しの小さなミスがトラブルにつながりやすいポイントです。
2. 設置前に確認する5つのポイント
洗濯機サポート便では、設置を始める前に主に次の点を確認しています。
- 防水パン大きさや形、洗濯機の脚がきちんと載るかを確認します。
- 給水蛇口蛇口の形と高さ、洗濯機の上部とぶつからないかを確認します。
- 排水口位置(横か真下か)と、排水ホースを無理なく通せるかを確認します。
- 設置スペースと洗濯機本体のサイズ本体の幅・奥行き・高さが設置スペースに収まるかを確認します。
- 搬入経路玄関・廊下・洗面所の入口などを、本体が通れるかを確認します。
これらを確認せずに設置を始めると、次のようなことが起こる可能性があります。
- 洗濯機が設置場所まで入らない
- 洗濯機の上部が蛇口に干渉する
- 排水ホースを通すスペースがない
3. 給水ホースの取り付けで注意すること
給水ホースを取り付けるときに大切なのは、次の2点です。
- 接続部分を、しっかり奥まで差し込む
- 接続後に、緩みがないかを確認する
接続が浅いまま使うと、給水時の水の勢いでつなぎ目から水が漏れる原因になることがあります。
NG
接続が浅い
→ 水漏れの原因に
OK
奥までしっかり
接続されている
※わかりやすくするための模式図です。実際の接続部品の形は、蛇口や洗濯機によって異なります。
ニップルなどの接続部品を使う場合
蛇口に「ニップル」などの接続部品を取り付けて給水ホースをつなぐ場合は、ゴムパッキンと蛇口の接地面が、できるだけ均等・平らに当たるように取り付けることが大切です。パッキンが斜めに当たっていたり、片側だけ浮いていたりすると、すき間から水が漏れる原因になることがあります。
蛇口や接続部品の形状によって、取り付け方法は異なります。ひとつの方法ですべての蛇口に対応できるわけではないため、部品の説明書や洗濯機の取扱説明書、メーカーの案内を確認しながら作業してください。
蛇口の形が合わない場合
洗濯機サポート便では、洗濯機の給水接続には対応していますが、蛇口そのものを取り外して別の形の蛇口へ交換するような水栓工事には対応していません。蛇口交換などの水栓工事が必要な場合は、対応可能な専門業者へご相談ください。
4. 排水ホースで多い失敗
排水ホースは、自分で設置したときに特にトラブルにつながりやすいポイントです。現場でよく見る設置ミスは次のとおりです。
- ホースが折れている折れた部分で水の通り道が狭くなり、排水の流れが悪くなることがあります。
- ホースが潰れている物や本体に押されて潰れると、同じく流れが悪くなる可能性があります。
- 必要以上に長い余ったホースがたるんだり、折れたりしやすくなります。
- 洗濯機本体に踏まれている本体の脚や重さでホースが押しつぶされてしまう状態です。
- 洗濯槽や本体内部に近すぎる運転時の振動などで、ホースが本体や洗濯槽と干渉する可能性があります。
NG
折れている
NG
潰れている
NG
本体に踏まれている
OK
ホースの通り道を確認
※わかりやすくするための模式図です。ホースは折れ・潰れ・踏まれがなく、排水口までなめらかに通っている状態が理想です。
排水ホースは、排水口に正しく接続されているかだけでなく、排水口までの通り道に問題がないかを確認することが大切です。ホースの長さや接続方法は機種によって異なるため、取扱説明書もあわせて確認してください。
5. 実際にあった排水ホースのトラブル
実際にあった相談例洗濯槽と排水ホースが干渉していることに気づかないまま使用を続け、排水ホースに穴が開いてしまった、というご相談をいただいたことがあります。
排水ホースは本体の下や裏側を通るため、設置したあとは目に入りにくい場所にあります。運転中の振動でホースが本体や洗濯槽に当たっていても、外からは気づきにくいものです。
干渉したからといって必ず穴が開くわけではありませんが、当たった状態が続くと、ホースが傷んだり破損したりする可能性があります。設置時に、ホースと本体のあいだに逃げスペースがあるかを確認しておくと安心です。
NG
ホースが本体・洗濯槽に
近すぎる
OK
十分な逃げスペースが
確保されている
※模式図です。点線の円は洗濯槽、右図の青い台はかさ上げ台を表しています。必要なスペースは機種や設置環境によって異なります。
真下排水などでスペースが足りない場合は、かさ上げで本体の下に余裕をつくる方法もあります。詳しくは「洗濯機のかさ上げは必要?メリット・注意点・料金を設置業者が解説」をご覧ください。
6. アース線について
洗濯機は水まわりで使う電化製品のため、多くの機種にアース線がついています。洗濯機サポート便では、設置時にアース線も接続しています。
コンセントなどにアース端子がある設置環境では、取扱説明書などに従って、アース線を適切に接続することが大切です。
電気工事はご自身で行わないでくださいアース端子がない、コンセントの交換や増設が必要など、電気工事が必要になる場合は、ご自身で作業せず、電気工事に対応できる専門業者や管理会社にご相談ください。
7. 設置後に試運転が必要な理由
ホースをつないで本体を置いたら完了、ではありません。給水・排水まわりの不具合は、実際に水を流してみて初めてわかることが多いためです。
洗濯機サポート便では、設置後に必ず試運転を行い、主に次の点を確認しています。
- 1給水部分水漏れ確認
- 2排水部分水漏れ確認排水の流れ
- 3排水ホース干渉確認
- 給水ホースから水漏れしていないか蛇口とホースのつなぎ目などを確認します。
- 排水ホースから水漏れしていないか排水口とホースのつなぎ目などを確認します。
- 排水が正常に行われているか水がスムーズに流れているかを確認します。
- 運転中に排水ホースと洗濯槽や本体が干渉していないか実際に動かした状態で、ホースが当たっていないかを確認します。
ご自身で設置した場合も、使い始める前に一度試運転をして、つなぎ目から水が漏れていないか、排水が流れているかを確認しておくと安心です。
8. 中古洗濯機を設置する場合の注意点
ジモティーやリサイクルショップなどで購入した中古洗濯機は、内部に水が残っている場合があります。その場合、本体が想像より重く感じることがあります。
重くなった状態で無理に持ち上げると、次のようなことにつながる可能性があります。
- ケガ腰や手を痛めてしまうことがあります。
- 洗濯機の破損落としたりぶつけたりして、本体を傷めてしまうことがあります。
- 壁や床の破損バランスを崩して、壁や床に当たってしまうことがあります。
中古洗濯機を運搬・設置するときは、重さにも注意してください。中古洗濯機の購入前に確認したいことや運び方は「ジモティーで購入した洗濯機はどう運ぶ?運搬・設置を業者に頼む方法と注意点」で、洗濯機だけを運ぶ場合の料金は「洗濯機だけ運んでもらうといくら?運搬料金と業者に頼むときの注意点」で解説しています。
9. 業者へ依頼した方がいいケース
現場の経験上、次のような場合は業者への依頼を検討してみてください。もちろん、必ず業者でなければならないというわけではなく、ご自身で無理なく作業できる場合もあります。
- ドラム式洗濯機本体の重量があり、持ち上げや位置合わせが難しくなりやすいです。
- 設置場所が狭い手を入れるスペースが少なく、ホースの接続や確認がしにくくなります。
- かさ上げが必要洗濯機を持ち上げながら、4つの脚をかさ上げ台へ正確に載せる必要があります。
- 真下排水排水ホースの取り回しスペースが少なくなることがあります。
- 洗濯機が重く、持ち上げるのが難しい
- 防水パンへの設置が難しい
- 給排水の位置が特殊
真下排水やかさ上げについてはかさ上げの記事で詳しく解説しています。
10. ドラム式洗濯機で実際にあったトラブル
実際にあった相談例ご自身でドラム式洗濯機を防水パンの上へ載せようとした際、うまく載せることができずに洗濯機が傾き、その衝撃で壁に穴が開いてしまった、というご相談をいただいたことがあります。
ドラム式洗濯機は重量があり、防水パンの上へ載せるには本体を持ち上げながら位置を合わせる必要があります。重量のあるドラム式は、無理に持ち上げない方がよいケースもあります。
人手や設置スペースに余裕があれば、ご自身で設置できる場合もあります。重量や設置環境を見て、難しいと感じた場合は無理をしないことが大切です。
11. 洗濯機サポート便の設置料金
洗濯機サポート便では、設置のみのご依頼にも対応しています。
縦型洗濯機
- 設置
- 7,000円
ドラム式洗濯機
- 設置
- 10,000円
かさ上げ
かさ上げ
- 工賃
- 2,000円
- 部材費
- 2,500円
追加料金が発生する場合がある項目
必要に応じて、次のような追加料金が発生する場合があります。
- 階段1フロアにつき 1,500円
- 作業員追加状況により別途お見積り
- 部材状況により別途お見積り
- 時間外状況により別途お見積り
料金は作業前にご案内し、ご了承いただいてから作業いたします。料金の一覧はトップページの料金表でもご確認いただけます。
洗濯機サポート便の安心ポイント
年間700件以上の作業実績
- 縦型・ドラム式対応
- 設置のみのご依頼OK
- 作業前に料金をご案内
- 設置後に試運転
- 給水・排水部分の水漏れ確認
- 設置後3日以内の再訪・再設置対応
当店で設置した洗濯機について、設置作業に起因する不具合が確認された場合は、設置後3日以内であれば再訪・再設置対応いたします。
12. よくある質問
洗濯機は自分で設置できますか?
機種や設置環境によっては可能です。ただし給排水の接続、重量、設置スペースなどにより難易度が大きく変わります。
縦型洗濯機の設置料金はいくらですか?
7,000円です。
ドラム式洗濯機の設置料金はいくらですか?
10,000円です。
設置後に水漏れしないか確認してもらえますか?
はい。設置後に試運転を行い、給水・排水部分から水漏れがないことを確認します。
真下排水でも対応できますか?
設置環境を確認したうえで対応します。必要に応じてかさ上げ等をご案内する場合があります。
蛇口交換もできますか?
洗濯機の給水接続には対応していますが、蛇口本体の交換など水栓工事には対応していません。